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簡単おせち3  おせち料理を重箱に詰めるのは、「めでたさを重ねる」と言う意味があるそうです。

 今年は、それなら、めでたさがいっぱい重なるように重箱に詰めようか?と思っていると、立派な木箱に入ったあられをいただきました。
 あられはもちろん嬉しいけれど、立派な木箱はもっと嬉しくて、今年のおせちは、木箱に詰めることに決めました。

 めでたさは重ならないけれど、めでたさが家族に大きく広がりますようにとの願いをこめて、詰めました。
 一段なので、冷蔵庫に入れるのも、簡単です。

 先日の新聞に興味深い記事を見つけました。
 子供は、食事の席で、年長者とのかかわり方を知り、他者の気持ちを考えながら手を出し、取る順序を考え、自分の欲望を抑えて楽しく食卓を囲む方法を学んでいく。
 そしてそうしたことを学ぶことが、人間社会に不可欠な共感と言う能力を芽生えさせ、暴力をも抑えることができる近道になると言う記事でした。

 お正月のおせち料理を家族みんなでいただくことは、誰かのことを思いやって譲ったり、分け合ったりすることを学ぶいいチャンスだと思います。
 食事が個食や孤食になっていると言われている今、お正月は、みんなで同じものを食べて、一緒のものを食べる楽しさ、一緒に時を過ごす楽しさを大切にしたいです。

 でも、おせち料理は、簡単に作れるのがいいです。
 お母さんだけ大忙しでは、不公平と言うものです。
 いつものように、下ごしらえだけしておけば、手際よく作ったら、一日で出来上がる、おせちです。

 おせち料理の後は、家族でかるたも楽しいです。
 子供に取らせてやろうと「どこかなあ、見つからないなあ」なんてわざとつぶやいていると、子供が「ここにあるのに」と指差して取るように促してくれて、私は子供だと侮っていたことを反省したり、成長具合を改めて知る機会になったことを、懐かしく思い出します。

 今年は、家族のコミュニケーションが、よりいっそう広がるお正月でありますように。


 木箱の上の左隅から右へ
 金柑とさつま芋の甘煮、昆布巻き(生たらこ、鮭入り)、高野豆腐の含め煮、筍の土佐煮
 中の段、左から
 鶏肉軟らか煮、伊達巻茹で蛸の軟らか煮、焼きしめ鯖
 下の段、左から
 蓮根、くわい、人参の含め煮、黒豆白花豆です。



 まず、下ごしらえです。
 黒豆と、白花豆を、水に浸します。
 前日の夜に浸す場合は、水でいいと思います。
 当日の朝に浸す場合は、午後に煮る場合は水で良いですが、お昼ごろに煮たい場合は、お湯に浸します。

 鯖は、甘酢に数日前に漬けておきます。
 お正月前になると、鯖なんて安い魚は店頭に並ばない場合が多いですし、並んでいたとしても、価格が急騰していると思いますので、25-26日ごろまでに買っておくといいです。
 甘酢につけて、4-5日なら、冷蔵庫で保存します。
 それより長い時は、冷凍庫に入れ、前日に、冷蔵庫に入れなおして自然解凍して使います。

 圧力鍋を使うとき、一つしか圧力鍋がない時は、次々に段取りよく煮ます。
 出来るだけ、鍋を洗うのが簡単になるように、汚れがつかなそうなものから、煮ると、鍋を洗うとき簡単です。
 私でしたら、まず、白花豆、黒豆、茹で蛸の軟らか煮、昆布巻き、最後に鶏肉の軟らか煮でしょうか。
 先日、圧力鍋の調理直後にふたが飛んで中身が飛び散り、女性がやけどを負う事故があったと報道されていました。
 パッキングに問題があったようでリコール対象になったそうですが、圧力鍋を使うときは、ノズルや安全弁に食べ物かすが詰まっていないかどうか、よく確認して、使ってください。
 使用説明書をよく読んで、使い方を注意して使ったら、圧力鍋は、調理時間が短縮でき、肉や魚の骨は短時間で軟らかくなり、その上、ガス代は節約できて、とっても便利な鍋だと思います。
 私は、フライパンを使わない日はあったとしても、圧力鍋を使わない日はないくらいによく利用しています。

 金柑とさつま芋の甘煮は、金柑の甘みと香りがさつま芋とよくあって、簡単ですが、冷めてもおいしい一品です。
 お弁当のおかずにもお勧めです。

 筍の土佐煮は、春に自分で茹でて瓶詰めにした筍を使っています。
 筍の産地偽装の報道をよく耳にしますが、自分で茹でて保存しておいたら、安価で安心です。
 とても簡単ですので、春になったら瓶詰めを作ってみてください。

 焼きしめ鯖は、昨年NHKで年末に放送していた焼き魚です。
 漬け汁につけて、そのまま冷凍しておき、使いたいときに出して、焼いたらとても美味しいと。
 鯖をみつけたら、これを食べたくなり、何度も繰り返し作りました。
 ぶりの切り身にもあいますし、はまちのお刺身が残った時も、この漬け汁につけておくと、保存できて、美味しいです。
 照り焼きも美味しいですが、甘酸っぱいこの味も、お勧めです。

 おせち料理に使うものは、冷めてもおいしいので、お弁当にも向いていると思います。


【金柑とさつま芋の甘煮】

材料 金柑
さつま芋
7-8個
大1本
調味料(水カップ1の場合) 味醂
砂糖
淡口醤油
大さじ2
少々
小さじ1/2

作り方
  1. さつま芋は、皮をむいて、さいころ状に切り、水につけて、あくを抜く。
  2. 金柑は、洗って、半分に切り、種を取る。
  3. 鍋に1を入れ、かぶる量の水を加え、煮る。
  4. 煮立ってきたら、火を弱火にして、味醂、砂糖を加え、落し蓋をしてしばらく煮る。
    落し蓋は、クッキングシートやアルミホイルを鍋の口径に合わせて丸く切り、真ん中に穴を開けると簡単に出来ます。
  5. 少しさつま芋が軟らかくなったら、金柑と淡口醤油を入れ、落し蓋をして煮る。

    金柑の甘みによって、甘味は調節してください。

【高野豆腐の含め煮】

材料 高野豆腐 2枚 調味料(だし汁カップ1の場合) 味醂
淡口醤油

大さじ2
小さじ1
少々

作り方
  1. 高野豆腐は水で戻して、9個に切る。
  2. 鍋にだし汁と調味料を入れて、煮立たせ、高野豆腐を入れる。
  3. 煮立ってきたら、火を弱火にして、落し蓋をして煮含める。
    落し蓋は、クッキングシートやアルミホイルを鍋の口径に合わせて丸く切り、真ん中に穴を開けると簡単に出来ます。

【鶏肉軟らか煮】

材料 鶏もも肉
しょうがの薄切り
2枚
1片
調味料
味醂
醤油
砂糖
1/4カップ
1/4カップ
1/4カップ弱
大さじ1

作り方
  1. 鶏もも肉、しょうがの薄切り、調味料を圧力鍋に入れる。
  2. 鶏もも肉がかぶる量まで水を加える。
  3. 鍋にふたをして、圧力がかかるまで、強火で加熱する。
  4. 圧力がかかったら、圧力がかかる程度の弱火にして、25分間、加圧して火を切る。
  5. 圧力が下がったら、蓋を開け、汁に浸したまま冷めるまで置く。

【焼きしめ鯖】

材料 1匹 調味料
砂糖

1/2カップ
大さじ1.5
小さじ1/2

作り方
  1. 鯖は三枚におろし、塩を少々振る。
    真ん中の中骨をv字型に切り取るか、抜いておくと、食べる時、骨がないので、食べやすいです。
  2. 容器に調味料を全部入れて、1を浸して、保存する。
  3. グリルで身を上にして焼き、ほとんど焼けたら、その後、皮を上にして、皮を香ばしい色に焼く。

    グリルで焼く時、予熱をせず、魚を身を上にして並べてから、加熱すると、網に身や皮がくっつきません。
    説明書には、予熱をすると書いてありますが、予熱せず、焼いてみてください。
    我が家は、魚を焼く時は、いつも予熱なしです。

【くわいの含め煮】

材料 くわい
適宜 だし汁カップ1
の場合
淡口醤油
味醂
砂糖
大さじ1
大さじ1
小さじ1
少々

作り方
  1. くわいは、尻のほうから芽を切らないように注意して、たてに皮をむく。
  2. 鍋にくわいを立てて、水は球の八分目まで入れ、下茹でする。
     えぐみが気になるときは、水でさらす。
  3. 2と調味料を入れて、ふたをして煮る。
     鍋にくわいを立てて、芽のところに調味料が来ないような分量(八分目)を入れます。
     くわいの大きさがそろわないときは、大きなものは、少し斜めにしたりして、球の高さを小さなくわいにあわせます。
  4. 汁に浸かっている部分が、ちょうどよい硬さになったら火を止め、ふたをして蒸らす。

【蓮根と金時人参の煮物】

材料 蓮根
金時人参
適宜
適宜
調味料 だし汁
味醂
淡口醤油
8:1:1

作り方
  1. 蓮根は皮をむき、1センチ厚さに切って、水にさらす。
  2. 人参は、7-8ミリ厚さに切り、型で抜く。
  3. 鍋に調味料、1、2を入れ、5-6分煮る。

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