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簡単おせち2  お正月前、おせちに何を作ろうかと迷います。
 作るのは簡単で、手早く。でも、いつもとちょっと違うものも入れて、その上彩りよく、食べやすく・・。
 欲張りすぎですか?

 私は結婚して十数年間、ずっと義母が作ってくれたおせちを、座ってご馳走になるだけの幸せな嫁をしていました。
 義母のおせち作りの邪魔をしないように、大晦日、出来上がった頃に出掛けて行って、お正月中、食べる人をしていたので、おせちを作るようになったのは、本当に最近です。

 このページを作っていることで、お便りを下さる方がありますが、若いのにいろいろ作って頑張っている話を聞くと、感心してしまいます。

 今年は、両親や知人にも手土産として、おせちを持って行くことにしました。
 たくさんの量を作るので、切り分けたり、同じ動作を繰り返すだけでいくつも簡単に作れるものばかりにしました。

 伊達巻は、卵焼き器で焼くと、たくさんの量の卵液を入れられないので、フライパンに一気に入れて大きく焼き、切り分けることにしました。
 こうすると、サイズが大きくなり、売っているものとほとんど同じ大きさに作ることが出来ます。
 写真のものは、はんぺんは1枚ですが、卵を4個、砂糖を大さじ1増やして使っています。

 栗きんとんは、バーミックスで滑らかにして、栗の甘露煮のシロップを使って味付けをすると、栗の風味たっぷりの 栗きんとん が、あっという間に出来上がります。
 一人分ずつに取り分け、ラップで絞ると、詰めやすいです。

 写真をとる前にいつも食べてしまって載せることができなかった 慈姑(くわい)。
 慈姑は芽が出ること、子球がたくさん取れることから子孫繁栄への願いをこめて、作りたいです。
 その大切な芽を壊さないようにするためには、芽の付け根まで煮汁を入れないことだと思います。
 鍋に芽を上にして立てて並べ、球の8分目までだし汁を注ぎ、ふたをして煮ます。
 こうすると、芽の付け根が煮ることによって壊れません。
 煮ている途中で出来ているかどうか気になりますが、触るのは厳禁です。
 出来上がってきているときほど、芽も軟らかくなってきていますので、折れやすいです。
 私は、触って何度も折ってしまい、折った証拠隠滅とばかりに試食しているうちに、どんどんなくなって・・・。
 いざ、料理を詰める時には、ずいぶん減っていたと言うことがありました。
 そんなことが起こらないように、ご注意ください。

 田作りは、腹の辺りが苦くていやだと言って食べなかった娘が、美味しいと、進んで食べた胡桃風味です。
 甘くてカリカリしていて、スナック感覚で食べられ、とても美味しいです。
 私も気に入って、お正月前も後も、何度も作って食べました。
 ABCクッキングで教えてもらったそのままの分量です。
 苦味があまり感じられないので、夫は好みではないとか言っていましたが・・。
 みんなに喜ばれるようにするのは、本当に難しいです。

 でも、やっぱり、作り手が好きなものをいっぱい入れるのが、作るものの役得でしょうか?
 今年も、私の好みのもの、いっぱい入れて、作っても食べても、楽しいおせちです。


 左の重箱 左隅から時計回りに
 椎茸の肉詰めワカサギの甘露煮、くるみ風味のごまめ、葉つき金柑の甘煮栗きんとん茶巾絞り伊達巻です。
 右の重箱 左隅から時計回りに
 紅白鶏団子、蓮根とくわいの煮物、昆布巻き(生たらこ、鮭入り)勝ち栗入り黒豆です。

 全部一日で作りたいところですが、ワカサギの甘露煮葉つき金柑の甘煮は、手に入った数日前に作っておきました。
 その方が、味もなじんでより美味しくなります。

 生鮮物は、年末になると、信じられないくらい高値になり、びっくりします。
 30日にキュウリを買おうと思ったら、一週間前は3本100円だったのに、一本90円に高騰していたので、1本で我慢しておきました。
 保存できそうなものは、少し早めに買って、無駄な出費はおさえたいです。


【くるみ風味のごまめ】

材料 ごまめ
胡桃

20グラム
20グラム

調味料 砂糖

味醂
醤油
サラダ油
大さじ1
大さじ1
大さじ1
小さじ1
小さじ1/8

作り方
  1. ごまめは、フライパンで弱火で焦がさないように、箸や木しゃもじで動かしながら、気長に乾煎りする。(手で折ってみて、パリッと折れるくらいまで)
  2. 乾煎りしたごまめは、大皿やペーパータオルに重ねないように広げておく。
  3. くるみは、予熱なしのオーブン(160℃)で、8分間焼く。
  4. 鍋に調味料(サラダ油以外全部)を入れ煮立て、全体に細かく泡立ったらサラダ油を加え、一気にごまめ、胡桃を入れてからめ、火を止める。
  5. 大皿やバットに、ごまめが重ならないように広げて、冷ます。

【くわいの含め煮】

材料 くわい
適宜 だし汁カップ1
の場合
淡口醤油
味醂
砂糖
大さじ1
大さじ1
小さじ1
少々

作り方
  1. くわいは、尻のほうから芽を切らないように注意して、たてに皮をむく。
  2. 鍋にくわいを立てて、水は球の八分目まで入れ、下茹でする。
     えぐみが気になるときは、水でさらす。
  3. 2と調味料を入れて、ふたをして煮る。
     鍋にくわいを立てて、芽のところに調味料が来ないような分量(八分目)を入れます。
     くわいの大きさがそろわないときは、大きなものは、少し斜めにしたりして、球の高さを小さなくわいにあわせます。
  4. 汁に浸かっている部分が、ちょうどよい硬さになったら火を止め、ふたをして蒸らす。

【蓮根と金時人参の煮物】

材料 蓮根
金時人参
適宜
適宜
調味料 だし汁
味醂
淡口醤油
8:1:1

作り方
  1. 蓮根は皮をむき、1センチ厚さに切って、水にさらす。
  2. 人参は、7-8ミリ厚さに切り、型で抜く。
  3. 鍋に調味料、1、2を入れ、5-6分煮る。

【勝ち栗入り黒豆】

 勝ち栗は、水につけて戻した後、しばらくゆでてあくを抜きます。
 黒豆を煮るとき、最初から入れて煮ると壊れてしまいますので、圧力鍋で煮る場合、加圧時間を2-3分短くして火を止め、錘が下がって圧力が抜けてから、勝ち栗を入れ、2-3分間もう一度加圧します。

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