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 このボタンは、日本語画面のときだけ使えます。 ホームページのトップに戻る 飲み込みやすいお餅 レシピ

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飲み込みやすいお餅  元旦の朝、家族そろってお雑煮を食べると、お正月がやってきたと思います。
 でも、嚥下の悪い家族がいると、「お雑煮をどうしよう?」と、迷います。
 お餅は、かみ切りにくく、飲み込みにくいので、詰まったら大変なことになる!と思い躊躇しますね。

 そんな時は、大根を使った かみ切りやすいお餅 を作ると安心です。

 大根のお餅?
 大根をすりおろして、上新粉と片栗粉でまとめます。
 大根くさくないの?
 とっても不思議ですが、黙っていたら、大根が入っているとは、きっとわからないと思います。

 ちょっと面倒ですが、ひとつずつを小さめの四角い型に入れ、レンジで加熱すると、見たところも、パック餅にそっくりに出来上がります。
 我が家の包丁は切れが悪いので無理ですが、よく切れる包丁があったら、大き目の型に入れて大きく作って、食べやすいサイズに切ったら、手間要らず・・かもしれません。
 加熱したお餅を冷まして落ち着かせてから、お椀に入れ、熱い雑煮の汁を注いだら、飲み込みやすいお餅の入ったお雑煮の出来上がりです。
 
安倍川餅  お雑煮だけでなく、黄な粉をまぶしたら、ふんわり甘ーい安倍川餅だって出来てしまいます。
 嚥下の悪い家族が、美味しそうに食べてくれたら、いい一年がやってくる予感がして、嬉しくなります。

 飲み込みやすいお餅ですが、嚥下の状態によって状況が変わると思います。
 記載の分量は、軟らかいものが飲み込める状態なら、食べられると思いますが、嚥下の状態によって、上新粉と片栗粉のバランスを調節してください。
 片栗粉を多くすると、さっくりして、粘り気はより少なくなります。
 上新粉はうるち米で出来ていますので、粘り気が少ないですが、もち粉や白玉粉は、もち米で出来ているので、もち粉や白玉粉を使うと、もっともっちりします。
 ご家族の嚥下の状態をよく観察して、安全な硬さに作って、飲み込みやすいお餅をつくれれば・・と思います。

 家族そろって、同じものが食べられることが、家族の心の安定につながっていると思います。


「口から食べさせるための基本と食事介助のポイントを教えて! 」と言うサイトがあります。
参考になるレシピも載っています。http://www.nhk.or.jp/heart-net/topics/qa_008_6.html

 蓮根をすりおろして作る蓮根餅も、お餅よりは食べやすいと思います。
 ただ、我が家では、蓮根はいつも家にあるわけではないですし、蓮根の穴の中が黒くなってきて、大根より傷みやすいような気がします。
 そして最大の理由は、「大根より高価!」と言うわけで、我が家では、大根です。

材料 大根(皮をむいた状態)
上新粉
片栗粉
100グラム
大さじ2
大さじ1

作り方 レンジで使える型に、ラップを敷き、大さじ2-3の量を入れる
  1. 大根は、皮をむいて、すりおろす。
  2. 1に上新粉、片栗粉を混ぜ合わせる。
    汁は捨てません。
  3. レンジで使用可能の型に、ラップを敷き、その中に2を大さじ2-3の量を入れる。
    100グラムで、3個くらいできます。
  4. 角にもきちんと餅の材料が入るように、テーブルなどにトントンと落として、しっかりと隅まで入るようにする。
  5. 型の上にふんわりラップをして、30-40秒加熱する。
  6. 中心まで白っぽくなって加熱されていたら出来上がりです。
    お手持ちのレンジの加熱具合や、大根の水分量によって、違いがあると思いますので、出来上がり状態を見て、加熱時間を調節してください。
  7. 型から取り出し、ラップで包んで冷ます。

    全分量をひとつの大きな容器で加熱する場合、厚さにもよりますが、同じ手順で用意して、レンジで2-3分加熱してください。


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