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生鮭のテリーヌ風 栗きんとん 南瓜の寄せもの 黒豆 里芋の煮物 写真の該当部分をクリックするとレシピにジャンプします。
キューピー やさしい献立 うなたま
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 街中でも、家庭でも、お正月らしさが私の子供の頃に比べると、少なくなってきているように思います。
 「もういくつ寝ると、お正月。お正月には、・・」と、楽しみにしている様子の歌がありますが、そんな感じも薄れてきている?気がします。なぜでしょう?

 でも、やっぱり元旦は、お正月らしいものを食べたいです。
 嚥下の悪い時も、お正月は、お正月らしい献立で、今年も一年いい年であるように・・との気持ちをこめて作りたいです。

 家族が食べるおせち料理の中で、つぶしても味が変わらないものは、つぶして、ゼラチンでまとめました。
 ゼラチンでまとめると口に持っていくとき、こぼしにくいです。
 そして、口に入って体温で温まると、ゼラチンは体温で自然に軟らかくとろけるので、飲み込みやすいと思います。
 ゼラチンで一つずつを形にすると、おせち料理の雰囲気をより楽しめるとも思います。
 形にするためには、プリン容器などに入れて冷やし固め、分量が多い場合は、切り分けて、数回分にして食べるといいです。

 手が動きにくくなっている場合は、食べるものがこぼれないように、深い器に盛り付けたほうが、食べやすいです。

 右上の黒豆から時計回りに
 黒豆、里芋の煮物、南瓜の寄せもの、栗きんとん、中央が、生鮭のテリーヌ風です。

 黒豆と、栗きんとんは、家族が食べるものを、食べやすくつぶし、煮汁を加えて、ゼラチンでまとめました。
 里芋と、南瓜は、軟らかく煮てつぶせば、飲み込みがそれほど悪くない場合は、大丈夫だと思いますが、もう少し嚥下状態が悪い時は、咽喉に詰まってしまう場合もあるので、裏ごしにかけて、ゼラチンでまとめると、食べやすく安心だと思います。
 生鮭のテリーヌ風は、生鮭をすり身にして、レンジで加熱した簡単なものです。
 簡単なのに、ふんわり優しい口ざわりで、家族みんなで楽しめると思います。
 実は、サーモンボール(鮭団子)と同じ生地を使っていますので、サーモンボールも一緒に作って、冷凍しておくと、そのまま食べたり、お鍋に入れたり、スープの実にしたり出来て便利です。

 他の家族と出来るだけ同じものを使い、少し加工することで、食べやすいものを作ることが、作り手にとって、負担になりませんし、食べ手にとっても、みんなと同じ物が楽しめるということで、 食べる楽しみが増えると思います。

 一年の初めのおせち料理、みんなでわいわい言いながら、楽しく一緒に食べたら、きっといい年がやってくると思いませんか?

【黒豆】

材料 黒豆 2カップ 調味料
砂糖
醤油
4カップ
1カップ
小2
小1/3

【家族用の普通の黒豆と飲み込みやすくした黒豆】

 まず、家族用の黒豆を煮ます。
 豆の鮮度により、加圧する時間は変わってきますが、ちょっと歯ごたえがあるほうがいい場合は、20分間加圧して火を止めます。食べやすくするためには、25分間くらい加圧して、軟らかくした方がいいです。
 たっぷりの煮汁(シロップ)につけておくと、翌日には豆に味が染みて、色も漆黒になりもっと美味しくなります。飲み込みやすくするために、味がしみた黒豆をつぶし、煮汁と一緒にゼライスでゼリー状にまとめると、食べやすいです。。

手順 下ごしらえ 黒豆は洗ったら、水5カップに6時間以上つけておく。

 急ぐ時は、水の替わりに湯につけます。
 鍋を使って、ふたをして、タオルでくるんでおくと保温されるので、もっと早く戻ります。
 魔法瓶を使ってもいいと思います。
作り方
  1. 圧力鍋に黒豆と水4カップを入れる。
  2. ふたをしないで、火にかけ、煮立ったら、表面に浮いた灰汁(アク)を取り除く。
  3. 調味料を入れ、すのこを裏返し、おとしぶたのかわりにのせ、ふたをしめる。
  4. 強火にかけ、おもりが勢いよくまわったら火を弱める。
  5. 20-25分弱火加熱して、火を止める。(加圧時間は、お使いの圧力釜の圧力や、お好みにより変わります。状況に合わせて調節してみて下さい。)
  6. 10分蒸らし、ふたをあける。

  7. 煮た黒豆の必要量を、バーミックス、マッシャー、スプーン、木しゃもじなどでつぶす。
  8. 7とレンジで温めたお好み量の黒豆の煮汁を混ぜ合わせ、ゼラチンを振り入れ、よく溶かしてから、型に入れる。
     ゼラチンの量は、黒豆と煮汁を合わせた液100ccに対して、小さじ1のゼラチンを振り入れます。
  9. 冷蔵庫で冷やし固め、食べるとき、型から出す。
     出しにくい場合は、ぬるま湯に2-3秒つけると、表面だけ溶けるので、簡単に出すことが出来ます。

【里芋の煮物】

材料 里芋 適宜 だし汁1カップ
の場合
だし汁
味醂
淡口醤油
1カップ
大さじ1
大さじ1

作り方
  1. 泥つき里芋は、両端を切り落とし、縦に皮をむく。
  2. 皮をむいたら、スポンジで洗い、付いている泥を落とす。
  3. 鍋に里芋を入れ、たっぷりの水を入れて沸騰させる。
  4. 沸騰したら、湯を捨て、水で洗って ぬめり を落とす。
     水で洗うとき、手で ぬめり(・・・) を落とすと手が痒くなる場合、鍋に水をたっぷり注ぎながら、菜箸でかき混ぜます。こうすると里芋を触らず、ぬめりを取る事ができます。
  5. 鍋に、4の里芋を入れ、かぶる量のだし汁、味醂、淡口醤油を加え、落し蓋をして、軟らかくなるまで、ゆっくり煮る。
     関西風の薄味です。冷める時に味がしみるので、たっぷりの汁の中に浸して、味をしみこませると、だしの風味がしっかり里芋について、美味しいです。
  6. 5の軟らかく煮た里芋を、裏ごし器や味噌漉しなどのざるを使って、裏ごす。
  7. 6に温めた煮汁を適量加え、ゼラチンを振り入れ、よく混ぜ合わせた後、型に入れ冷蔵庫で固める。
    ゼラチンの量は、里芋と煮汁を合わせた液100ccに対して、小さじ1のゼラチンを振り入れます。
  8. 食べるとき、型から出す。
     出しにくい場合は、ぬるま湯に2-3秒つけると、表面だけ溶けるので、簡単に出すことが出来ます。

【南瓜の寄せもの】

材料 南瓜 適宜

作り方
  1. 南瓜は、種、わたを取って、皮をむき、薄切りにする。
  2. 鍋に1を入れ、かぶるくらいの水を入れ、軟らかくなるまで茹でる。
     または、レンジでふんわりラップをして、軟らかくなるまで、加熱する
     レンジを使う場合は、3分加熱し、そのまましばらく予熱で加熱するを、様子を見ながら繰り返すといいです。
  3. 串がすっと通るくらいになったら、湯を捨てて、南瓜の水分を鍋をゆすって飛ばす。
  4. 3を、マッシャー、バーミックス、裏ごし器などで、つぶす。
  5. 4に牛乳、砂糖、塩を加え、温める。
     牛乳の量は、嚥下の状態を考えて、お好みで調節してください。
  6. 5の液100ccに対して、小さじ1のゼラチンを振り入れ、よく混ぜ合わせた後、型に入れ冷蔵庫で固める。
     型から出す時、出しにくい場合は、ぬるま湯に2-3秒つけると、表面だけ溶けるので、簡単に出すことが出来ます。
  7. 茹でた南瓜を裏ごしたものを、上に少量飾る。

【栗きんとん】

材料 さつまいも
栗の甘露煮
梔子(くちなし)の実
3本
1瓶
少量
調味料 砂糖(さとう)
水あめ
味醂(みりん)
芋の茹で汁

甘露煮のシロップ
大さじ2
大さじ2
大さじ1
1/2カップ
少々
好みの甘さになるように調節する

作り方
  1. さつまいもは、皮を厚めにむいて、輪切りにして水にさらす。
  2. 鍋に、梔子の実、さつまいもを入れ、たっぷりかぶる量の水を加えて、柔らかく茹でる。水分をよく切り、バーミックス、マッシャー、スプーン、木しゃもじなどでつぶす。
  3. 鍋に調味料を入れ、さつまいもも加えて煮て、とろりとしてきたら、つぶした栗も加え混ぜる。

    飲み込みやすい栗きんとんにするため、少しゆるいかな?と思うくらいで、火を止めます。
    飲み込みやすくするために、甘露煮のシロップを少し余分に加えてもいいと思います。
  4. きんとん1/2カップに対して、小さじ1のゼラチンを振り入れ、よく混ぜ合わせた後、型に入れ冷蔵庫で固める。
     型から出す時、出しにくい場合は、ぬるま湯に2-3秒つけると、表面だけ溶けるので、簡単に出すことが出来ます。
  5. 栗の甘露煮を裏ごしたものを、上に少量飾る。

【生鮭のテリーヌ風】

材料 生鮭

味噌
片栗粉

胡椒
長いも(あれば )
400グラム
1個
大さじ1
大さじ3
少々
少々
3-4センチ

作り方 バーミックス ハンディ・フードプロセッサー デラックスセット M200DX 【送料込み】
  1. 生鮭は三枚に下ろして、皮をしっぽの方から引いてむき、骨をとって、小さく切る。
  2. フードプロセッサーや、バーミックスでミンチ状にする。(すり鉢でもいいかもしれません)
  3. ボールに2、溶き卵、味噌、片栗粉、塩、胡椒、すりおろした長いもを加える。
     時間がある場合は、冷蔵庫で数時間寝かした方が美味しく出来上がります。
     長いもを加えると、よりふんわりと出来上がりますが、なくても大丈夫です。
     玉ねぎのみじん切りを加えてもいいと思います。
  4. 3の種を1/2カップに対して、大さじ3の牛乳を加え、よく混ぜ合わせる。
  5. レンジ対応のプリンカップのような器に薄くバターを伸ばし、4を入れ、レンジで2分間加熱する。
     レンジの容量によって変わってきますので、様子を見ながらしてください。
     ふわっと上面が持ち上がってきたら、出来上がりです。
  6. 冷蔵庫で冷やして、器から出し、レモンを添える。

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