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栗の渋皮煮 ブランデー風味  栗の季節になり店頭で栗を見つけると、独りでに手が動いて、かごにいつの間にか栗が収まっています。
 栗、大好きの私です。

 その中でも渋皮煮が、鬼皮を捨てるだけで後は全部食べられるので、欲張りの私は、一番お気に入りです。
 渋皮にくるまれているので、栗が煮崩れることも少ないです。
 渋皮に傷をつけると煮ている途中で栗の中身がどんどん汁の中に出てきて煮崩れますが、鬼皮を剥くとき(3の)むき方をすると、渋皮をほとんど傷つけず剥くことができます。

 でも、栗の種類によっては、何度煮ても鬼皮の歯ざわりが気になる時があり、何とかいい方法はないものか!と思っていました。

 そんな時、雑誌の中に「京都の有名料亭の 栗の渋皮煮の作り方 」について書いてある文章を見つけました。
 なんと、1時間ごとに水を替え、全部で6時間煮る。のだそうです。
 読んだときは、ああ!気が遠くなる!!と思いましたが、一日中、家にいる日にすれば、火のお守りをするだけなので、案外簡単でした。
 ふんわり、軟らかーな、本格的な栗の渋皮煮が、夕方には出来上がります。
 出来上がったときは、ちょっとした充実感で小躍りしたい気分です。

 ただ、栗の香りや食感は、長時間煮ているので、お上品な味になって少なくなると思います。
 栗の荒削りな感触を残したいときは、栗の渋皮煮の方が、いいです。

 最後にブランデーを加えるので、長期に保存することもできます。
 数日シロップに浸して味を含ませた後、もう一度ブランデーにさっとくぐらせて、一粒ずつラップくるんで冷凍庫に入れたら、食べたいときに好きなだけ食べられて、幸せ気分いっぱいです。
 やっぱり栗って美味しいですね。

材料
砂糖(あれば三温糖)
重曹(じゅうそう)
ブランデー
600グラム(むき栗。お好みの量で)
200-300グラム(むき栗の1/3-1/2の量。)
大さじ1
40cc位 お好みで調節してください

作り方
  1. 栗の皮をむく。(3のむき方)
     渋皮に傷がついていると、何度も煮ている間に、傷の所が破れて栗の中身がとろけて汁の中に出て来てしまいます。
     1-2ミリくらいの傷は、大丈夫と言う事にして、私は一緒に煮ていますが、それ以上傷が大きいものは、渋皮をむいて、ご飯を炊く時に入れて、栗ご飯にしたり、渋皮を剥いて甘露煮にしたほうがいいかもしれませんね。
  2. 1の栗を、たっぷりの水に一晩つける。
    ここで、大さじ1の重曹を入れておいてもいいです。
  3. 鍋に栗とかぶるくらいの水、重曹大さじ1を加え、沸騰しないように(98℃)弱火にして1時間加熱する。
     途中煮汁が減ってきたら、水を加え、常に栗が汁の中にあるように注意する。
  4. 煮汁を静かに捨て、鬼皮の硬い筋を取り、指の腹で傷をつけないように洗う。
    爪を立てて無理をして筋を取ると、渋皮が破れるので、取れそうな筋だけとって、取れない分は、後にする。
  5. また、鍋に栗とかぶるくらいの水を加え、沸騰しないように(98℃)弱火にして1時間加熱する。(重曹は初めて煮る時だけで、もう加えません。)
  6. 煮汁を捨て、栗がかぶる量だけ水を加え、沸騰しないように弱火(98℃)で煮るを全部で6回、繰り返す。
     水を加えるときは、直接水が当たると栗が壊れるので、鍋肌から静かに水を注ぎます。
     煮汁を捨て、新しい水に替えたら、また加熱するを繰り返します。流し水で栗をさらす必要はありません。
     水を替えるとき、取れそうな筋は取ります。
  7. 6回煮たら、煮汁を捨てた後、鍋に栗、栗がかぶる量の水、分量の砂糖の1/3を入れて、弱火(98℃)で栗が踊らないようにして、30分間煮て冷ます。
     砂糖を1/3量ずつ加え、30分間煮て冷ますを3回繰り返す。
     途中煮汁が減ってきたら、水を加え、常に栗が汁の中にあるように注意する。
     煮汁が栗によくまわるように、クッキングシートで落し蓋を作るといいです。
  8. 煮おわったら、ブランデーをまわし入れる。
  9. 一晩煮汁につけたまま室温で置き、後、汁ごと冷蔵庫に入れる。
     長期保存の場合は、煮沸消毒したビンに、熱い栗を汁ごと入れ、蓋をきつく閉め、冷めたら、冷蔵庫で保存します。2ヶ月は大丈夫です。
     もっと保存したいときは、冷凍します。

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