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栗の渋皮煮  栗の渋皮煮を、自分で作ってたっぷり食べましょう。

 渋皮煮にすると、鬼皮を捨てるだけで、後は全部食べられるので、甘露煮に比べて一粒が大きく、何だかとっても得した気分になり、欲張りの私は嬉しくなります。
 そして、渋皮で包まれているので、煮ている最中に割れて小さく崩れてしまい、「残念」と思う栗もありません。

 渋皮煮にする時は、少しだけ栗のむき方を私は変えます。

 それは、栗の鬼皮に少しだけ切り目を入れて、しばらく加熱します。
 すると、鬼皮だけがするっとむけて、渋皮煮にピッタリの栗がむきあがります。
 この(3の)むき方をすると、渋皮に傷がつく事が少なく、ほとんど失敗なくむく事ができると私は思います。

 渋皮煮は、渋皮のあくが強いので、渋を抜くのに何度も煮たり、水を捨てたりと少し面倒ですが、洗濯や、掃除の合間に少しずつしたら、気づいた時には、おいしい渋皮煮が出来上がっています。

 たっぷりの汁につけて2-3日おくと、出来上がった時は、味がばらばらの感じがしても、いつの間にかしっとりと落ち着いた味に変わってきます。
 
 我が家では、その頃には、もう半分以上お腹の中に入って、しっかりと落ち着いてしまっていますが・・・。


 作り方の加熱時間やあく抜きの回数は、栗の鮮度や、栗の木の種類によって少しずつ異なってくると思います。
 作りながら、あくの様子、栗の軟らかさなど、味見したり、見て確かめながら、渋抜きの回数や重曹の量を増減して、お好みの渋皮煮を作ってみてください。
 甘さはとても控えめですので、甘目がお好みのときは、砂糖の量をむき栗の半分量くらいまで増やしてみてください。

材料
砂糖(あれば三温糖)
重曹(じゅうそう)
600グラム(むき栗。お好みの量で)
150グラム(むき栗の1/4の量。甘さはとても控えめです。長期保存の場合は、砂糖を栗の1/3量以上に増やして作ったほうが安心です。)
大さじ2-3

作り方
  1. 栗の皮をむく。(3のむき方)
     渋皮に傷がついていると、何度も煮ている間に、傷の所が破れて栗の中身がとろけて汁の中に出て来てしまいます。
     2-3ミリくらいの傷は、大丈夫と言う事にして、私は一緒に煮ていますが、それ以上傷が大きいものは、渋皮をむいて、ご飯を炊く時に入れて、栗ご飯にしたほうがいいかもしれませんね。
  2. 1の栗を、たっぷりの水に一晩つける。
    ここで、大さじ1の重曹を入れておいてもいいです。
  3. 鍋に栗とかぶるくらいの水、重曹大さじ1を加え、10分位弱火で加熱する。
    栗が踊ると渋皮に傷がつくので、弱火で煮ます。
  4. 煮汁を静かに捨て、細く出した流し水につける。流し水は、鍋肌に当てる。
    水が澄んでくるまで流し水につける。
  5. 流し水につけながら、鬼皮の硬い筋を取り、指の腹で傷をつけないように洗う。
    爪を立てて無理をして筋を取ると、渋皮が破れるので、取れそうな筋だけとって、取れない分は、後にする。
  6. 3、4、5をもう後2-3回、繰り返す。
  7. 渋皮が軟らかくなっていたら、鍋に栗、ひたひたの水、砂糖を10グラム位入れて、弱火で栗が踊らないようにして、10分間煮る。
  8. 煮汁を少し味見して、まだ甘さより渋みが強く勝っている場合は、煮汁を捨て、もう一度流水に浸す。
    (ほろ苦く甘さを感じるくらいならば捨てずに、砂糖をそこへ加えていく。)
    栗がやわらかくなっているので、傷をつけないように注意して煮汁を捨て、流水は鍋肌に当てる。
  9. もう一度、鍋に栗、ひたひたの水、分量の砂糖の1/3を入れて、弱火で栗が踊らないようにして、10分間煮て冷ます。
    砂糖を1/3量ずつ加え、10分間煮て冷ますを3回繰り返す。
  10. 一晩煮汁につけたまま室温で置き、後、冷蔵庫に入れる。
    長期保存の場合は、煮沸消毒したビンに、熱い栗を汁ごと入れ、蓋をきつく閉め、冷めたら、冷蔵庫で保存します。2ヶ月は大丈夫です。

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