土筆(つくし)の卵とじ レシピ
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遠くに見える堤防で、袋を手に持って、腰をかがめている人が見えたら、
土筆
(
つくし
)
が顔を出してきた合図です。
子供の頃、時間を忘れて熱中した土筆採りです。
崖や野原を一日中、うつむいて土筆を求め、歩き回りました。
あるとき、「こらー!」と大声で怒鳴られ、我に返って上を向いたら、よその家の庭の真中にいてびっくりしたことがあります。
うつむいていて、いつの間にか入り込んでいました。
かと思うと、庭に入り込んで、草もちをご馳走してもらったこともあります。
今では、塀のない家がありませんし、知らない人にもらったものを食べるなんて、もっと考えられないことです。
土筆
(
つくし
)
の抽出エキスの中に抗アレルギー物質があり、すぎ花粉症に効果があるとか・・・。
土筆を食べたら、花粉症にいいかもしれません。
でも、土筆を採りに行くと、屋外で花粉をたくさん吸ってしまいそうで・・・。
花粉予報をよく聞いて、土筆採りに出かけましょう。
材料
土筆
(
つくし
)
卵
適宜
1個
調味料
味醂:醤油
砂糖
1:1
少々
作り方
土筆
(
つくし
)
は はかま を取り、たっぷりの水に漬けてあくを抜く。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、1を入れて、茹でる。
ざるに上げて、もう一度水に取り、その後、軽く絞る。
鍋に3と3の半分量の
出し汁
(なければ水)を入れ、強火で煮る。煮立ったら、調味料を加え、煮汁が少なくなるまで煮る。
溶き卵を4に回し入れ、少し煮えたら、ふたをして火を止め蒸らす。
調味料は、お好みで調節してください。淡口醤油を使うと、出汁の風味が生きます。
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