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 このボタンは、日本語画面のときだけ使えます。 ホームページのトップに戻る いかなごの釘煮(くぎに) レシピ

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いかなごの釘煮(くぎに)  関西の春の味、いかなごのくぎ煮を作りました。

 釘煮をつやよく釘のような形に煮あげるためには、鮮度と、煮ている途中に触らない事が大切だと思います。

 お店に並ぶ時間(お店に電話して聞くといいです)がわかったら、できるだけ早く買いに行って、買って家に帰ったら、すぐ煮ます。
 新鮮ないかなごは、つやよく、くずれずに煮あがりますが、鮮度が悪いと同じように作ってもつやが出ず、腹が割れて体もちぎれてしまい、悲惨な?出来上がりになります。

 煮る時に、いかなごを少しずつ振り入れますが、とても小さな魚ですので、どうしてもくっついて固まってしまいます。
 それを見ると、思わず箸でひとつずつ離してやりたいという欲望がわいてきて、困ってしまいます。
 でもそれをじっと我慢して煮続けると、煮上がって冷めた時、形も味もいい釘煮ができて、触らなくてよかったと思います。

 私は、砂糖少なめ、生姜多めが好きです。
 お好みですが、実山椒を、大さじ1-2 入れても、ピリッとして美味しいです。

 いかなごの季節、皆がいかなごを煮るため、スーパーから ざらめ(・・・) が消えて驚いたことがあります。
 いかなごを買った後、ざらめを探して何軒ものスーパーをはしごして、鮮度が落ちるとはらはら(・・・・)したことがあります。
 早めに ざらめ を用意しておくのが、大事だと思いました。
 
 07年は暖冬だったせいか、解禁日に、もう体長が2-3センチある立派な大きさをしていたので、砂糖を思い切って、150グラムに減らしてみました。(醤油も180ccにしました)
 いかなごが大きめだったので、砂糖を減らしても煮崩れることもなく、甘さ控えめに作ることが出来ました。

 砂糖を、少なくすると出来上がりが柔らかくなります。このため、普通は、砂糖を、200グラムより少なくしない方がいいと思います。

 旬の時期に食べる分より多めに作って、少量ずつに小分けして、密封容器に入れて冷凍しておくと、いつでもお好みのときに、自家製の釘煮を食べることが出来ます。

材料 いかなご
しょうが
1キロ
50-70グラム
調味料 しょうゆ
ざらめ

味醂
1カップ
200-230グラム
1/2カップ
1/2カップ

作り方
  1. 調味料を鍋に入れ、弱火で加熱してざらめを溶かしておく。
     鍋は、強火で煮立てたとき、ふきこぼれないように5-6リットルの大きいものを使ったほうがいいです。私は6リットルの深い鍋を使って煮ています。
  2. しょうがは、細く切る。
  3. アルミ箔かクッキングペーパーを鍋の直径に合わせて丸く切り、いくつか穴を開けて、落し蓋を作る。
    (1.2.3をしてから、いかなごを洗うと手順よくできると思います。)
  4. いかなごをざるに入れ、流水で洗い、ざるのまま水を切る。
  5. 1を強火で煮立て、4のいかなごを少しずつ振り入れ、少量のしょうがを入れるを繰り返す。
    (火加減はずっと強火で。いかなごは箸で触るとくずれるので、絶対に触りません。)
  6. 全部いかなごを入れ、煮立ってあくが出たら、玉じゃくしであくを取る。
    玉じゃくしで、いかなごを触らないように注意します。
  7. あくを取ったら、作った落し蓋をして、いかなごの上に常に煮汁がかぶるように強火で煮る。
  8. 煮汁が少なくなり、煮汁の泡が細かくなってきたら落し蓋を取り、焦がさないように少し火加減を小さくして、煮詰める。
  9. ほとんど煮汁がなくなったら、鍋を持って2-3回あおって、煮汁をからませ火を止める。(箸で触るといかなごが崩れるので、絶対に触りません)
  10. 9をすぐに、ざるか大きな皿に広げながら入れ、うちわであおって冷ます。
  11. すっかり冷めてから器に入れる。

 下は、参考にさせていただいたホームページです。

成功例と失敗例 写真の右側は、腹が割れてしまった失敗作です。スーパーで半日棚ざらしになって、鮮度が悪いものを買ってしまったのです。いかなごは鮮度が大切だと思います。

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