野蒜(のびる)の酢味噌添え レシピ
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野蒜を見ると、小さかった頃を思い出します。
畑のすみや、草むらに、すっと細いねぎみたいな葉を伸ばしていました。
引っ張ると、玉ねぎみたいな球が出て来て、ままごとの材料に大きさもピッタリでした。
細かく刻んで泥水の中に浮かべて、お味噌汁。
水で練った泥をつけて天ぷらにしたり、更に砂を振ってフライにしたり・・・。
一日中、しゃがみ込んで飽きもせず、とっても美味しい予定?の料理を作って満足していました。
一人ではなく数人でいつも遊んでいたのですが、みな自分の事に夢中で、それぞれの料理を作っていました。
不思議なことに一体感はあって、幸せな時間でした。
ゆっくりゆっくりと一日が、過ぎていった頃です。
野蒜は生でも美味しいですが、今日は、少しゆでました。
春の香りと味です。
材料
野蒜
(
のびる
)
適宜
調味料
白味噌
砂糖
酢
練辛子
大さじ3
大さじ1
大さじ2
小さじ1
作り方
鍋に湯を沸かし、きれいに洗ったのびるの葉の部分を先に入れる。
次に、球形の
鱗茎
(
りんけい
)
の部分も入れて、さっとゆで、取り出して冷ます。
鱗茎の部分は、あまり加熱しないほうが香りがいいです。
鍋に白味噌、砂糖、少量の水を混ぜ合わせ、弱火で、木べらで焦がさないように練る。
つやよく、なめらかになってきたら火を止め、練辛子、酢を加え、よく練り合わせる。
のびるの葉の部分を結び、酢味噌を添える。
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