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 このボタンは、日本語画面のときだけ使えます。 ホームページのトップに戻る 梅干(うめぼ)し レシピ

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梅干し  6月になると、店頭に梅が並び始めます。

 梅干(うめぼ)し作りは面倒・・な感じがしますが、とても簡単です。
 手作りの梅干(うめぼし)を作っておくと、お弁当に、おにぎりに、料理の調味料にと、大活躍してくれます。

 自分で作ったら、添加物もなし なので、とっても安心です。

 近頃は、減塩タイプの梅干(うめぼ)しも好まれますが、冷蔵庫に入れて保存しないと かび が出てくるので、これは、塩分18パーセントの、室内で保存できる梅干(うめぼ)しです
 何年も室温で置いておいても、大丈夫です。

 塩分が気になるときは、食べる時に塩抜き(下記)をしたらいいと思います。

 容器は、昔ながらの ふたつきのかめ がいいと思います。
 おもしは、梅の重さの2倍の物と、同じ重さの物と、二つ用意するのが簡単でいいです。
 ただ私は、重石を使わないとき片付けておく場所のことを考えて、同じ重さの物ひとつと、瓶の口径より少し小さめの容器を使って、その中におもしになるような物(豆、缶詰やペーパー・ウエイト等)を入れ代用しています。
 こうしたら、おもしはひとつ用意するだけでいいと思います。
 おもしをのせる時は、梅の上に買ったおもしをのせ、その上に代用容器のおもしを載せます。
 ただ、代用する容器は、金属でなく、酸に強いほうろうや、陶器にします。

 先日テレビで、ジップロックに水を入れて、重石の代用にしていました。
 こうすると、梅の形に添って重石が出来るので、重石効果が高いそうです。
 重石一つをとっても、本当にいろいろな方法があり、びっくりします。
 それぞれの生活スタイルに合わせて、一番いい方法を選んで、出来るだけ手軽に、でも、美味しく作りたいです。

 梅が店頭に並んだら、よーく見て、黄色く少し色づき、梅の香りがする、傷がついていない状態の物があったら、買って、作ってみてください。
 もし硬いと感じたら、新聞紙にくるんで、一晩置いておくと、追熟されて、もう少し軟らかくなります。

 瓶の中を覗くのが、楽しみな夏になりますよ。


塩抜きの仕方 梅干(うめぼ)し(塩分18%)
減塩醤油(塩分8%)
100グラム
1.5カップ
 ビンに入れて、3日くらいたつと、塩分11%くらいの梅干(うめぼ)しになります。
 醤油は、調味料として使います。

材料
焼酎(ホワイトリカー)
粗塩(味のよいものがいいです)
赤じそ
2キロ
適宜
360グラム(梅の重さの18% 2000×0.18=360)
400グラム(3ワ)

作り方
  1. 梅を傷つけないようにやさしく洗い、たっぷりの水に4-5時間つける。
  2. 水から出し、竹串で実を傷つけないようにして へた を取る。
  3. ひとつずつ水気をふき取り、ポリ袋に入れる。
  4. 霧吹きで焼酎を梅に吹き付け、湿らせて、塩の2/3量を入れ、袋の口を閉じ、塩がなじむように転がす。
  5. きれいに洗って、すっかり乾かした容器の中に、霧吹きで焼酎を吹き付け、残った塩の半分量を底に入れる。
  6. 4を容器に入れ平らにする。
  7. 残った塩をうえに振り、容器についた塩を落とし、焼酎で拭いてきれいにする。
  8. 落し蓋(容器より少し小さめの皿を裏返してもいいと思います)をして、梅の重さの二倍のおもしを載せ、上からラップをしてはずれないように紐(ひも)で止める。その上に、紙をかぶせて紐で止める。
  9. 日のあたらない涼しい場所に置き、3-4日たったら、紙ふただけとって、ラップの上から梅酢がどれくらい上がっているか様子を見る。(カビが出ていないかも見ます。)
     (3と5で、水気を残さないことが、カビを出さないコツのひとつです。)


  10. 7-10日たって、梅酢が上がって梅がすっかり浸ったら、おもしを梅と同じ重さに減らす。
    (おもしを減らしても、梅酢が梅より上がっているようにします)
  11. 7-10日たって、梅酢が梅より上がったら、赤じそを用意する。
     赤じそは、葉を一枚ずつ取り、重さをはかってから、よく洗い、水を切って、軽く水分をふき取る。(しその葉の重さの18%の塩を用意する。しその葉の重さ×0.18)
  12. しその葉をポリ袋に入れて、用意した塩の半量を加えて、よくもむ。
  13. 黒っぽい汁(あく)が出てきたら、袋の口を押さえながら汁を捨てる。
  14. 残りの塩を加え、もう一度よくもみ、袋の口を押さえながら、しそをきつく絞ってあくを出す。
  15. ボールにしそを入れ、葉をほぐした後、10の梅酢をひたひたに加え、軽くもむ。
  16. 10の塩漬けの梅の上に、しそを広げ、赤く色づいた赤梅酢を入れる。
  17. 落し蓋をして、梅と同じ重さのおもしをのせ、梅酢が梅より上がっているか確かめたら、容器の中をきれいにふき、ラップをして、容器のふたをする。
  18. 日があたらない涼しい場所に置き、梅雨が明け、天気が続く頃まで置く。


  19. 土用干し。梅は、3日間。赤じそは1日間干す。
  20. 1日目の午前中、梅を容器から取り出し、ざるの上に広げ、絞った赤じそも広げて干す。
     午後、手で触らないように、はしを使って梅を裏返す。
     瓶のまま梅酢も日光に当て、夕方、梅を取り入れて、瓶に戻す。こうすると色がより鮮やかです。
  21. 2日目は、天気がよければ、一日中干し、夜も夜露に当てる。
     夜露に当てると、軟らかくなります。
     梅酢は、紅生姜などを作るため、ビンに入れて保存する。
  22. 3日目は、夕方まで干し、瓶(保存容器)に入れ、上に しそ を載せて保存する。
     梅干(うめぼし)は、1年くらい置いた方が美味しいですが、3ヶ月たった頃から、食べられます。手作りの味、楽しみですね。

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