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 このボタンは、日本語画面のときだけ使えます。 ホームページのトップに戻る おこしもの(おしもん) レシピ

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おこしもの(おしもん)  子供の頃、お雛様が近づくと、「おこしもの」(我が家では「おしもん」と言っていました)に砂糖醤油をたっぷり漬けて、よく食べました。
 おもちみたいにもちっとして、醤油みたらし団子の素材と同じようだけれど、形が可愛いものでしょうか?
 立ち雛や、桃の花、筍、宝船などを模しているけれど、とってもシンプルにデフォルメされていて、不思議な形で、でも愛らしい。

 関西に来て、見ないなあと思っていたら、これも、愛知県のローカルな食べ物だと言うことを、最近知りました。
 どおりで見ないはずです。

 急に懐かしくなって、食べたくなり、作ることにしました。

 まず、型を手に入れよう!
 いろいろ考えて、松坂屋本店に電話しました。
 2月に入ったら、店頭に並ぶと言うことで、代金引換で届けてもらよう頼みました。
 名古屋の店に行かずに電話一本で、すぐ買い物が出来て、本当に、便利な時代になったと思います。

 届いた可愛いお雛様の型は、小さな型なのに、3,000円。
 自分で作れそうと思うくらいの簡単な型でしたが、すぐ、使えるところが、便利です。

 早速、お雛様はまだまだでしたが、作って、子供の頃を懐かしみました。
 夫も、「これ食べたことある。」と。

 昔は、型からはずすのが難しかったですが、今は、ラップがあるので、とても簡単にはずせ、これも時の流れを感じました。

 色づけは、抹茶や、くちなしの実、トマトジュースなど、家にある食べるものを使ってつけると、食紅を買う必要がないですし、安心だと思います。
 お雛様パーティで、小さな器やクッキー型を使って、可愛い、おこしもの、たくさん作って、お雛祭りをより楽しみたいですね。


 型の説明書に、白玉粉を一割ほど入れると、なめらかに出来上がると書いてありましたので、入れてみましたら、もち粉だけより、つるんと艶よく出来上がりました。

材料
もち粉
熱湯
食紅など
200グラム
180-200cc
少々

作り方
  1. ボールにもち粉を入れる。
    あれば白玉粉を、もち粉に混ぜます。(もち粉を大さじ1減らし、白玉粉を大さじ1加えます。)、
  2. 1に熱湯を少しずつ加え、木じゃくしでよく混ぜ、こねる。
    初めに全部の量の熱湯を入れてしまうと、軟らかくなりすぎる場合がありますので、150cc位まで加えたら、その後は様子を見ながら加えます。
  3. 混ざってきたら、手のひらの付け根のあたりを使ってよくこね、耳たぶくらいの硬さにする。(硬い場合は、熱湯を少し加える。)
    熱湯を入れるので、火傷をしないように気をつけてください。
  4. 手に粉がつかなくなるまでよくこねて、しなやかで、弾力がある感じまで、こねる。
  5. 4からピンポン球くらいの大きさの種を取り、赤、緑に色づける。
    食紅は、蓋の裏についている分を少し落とすくらいの量で、十分色づきます。
  6. 型にラップを敷いて、4の色づけた種を小さく取り、型に置く。
  7. 4の種(白い種)を型の大きさに合わせ取り、丸く丸めながら少しこねたものを、きっちりと型に詰める。
    真ん中が隅より少し厚くなるような感じで詰めると、形よく出来上がり、真ん中は少し軟らかめ、隅は少し固く、食感が美味しいです。
  8. 型からラップごとはずし、ラップを取る。
  9. 蒸し器に水を入れ、すのこの上にクッキングペーパーを敷き、出来上がった8をくっつかないようにすき間を空けて、並べる。
  10. 強火で加熱し、蒸気が上がってきたら、弱火にして、15-20分くらい、おこしものが蒸す前より少し透明感を持つまで、蒸かす。
    一段だけの蒸かし鍋の場合、普通は、蒸気を立ててから蒸かしたい物(おこしもの)を入れますが、種に粘り気があったり、形がさまざまで入れにくかったりするので、蒸気を上げる前に入れたほうが、火傷の心配がないです。
    蓋には水蒸気が落ちないように、布巾をつけ、蓋はきっちり閉めず、割り箸などで少しすき間を空けて、蒸気を逃がしながら蒸します。
  11. 出来立ては、砂糖や、砂糖醤油をつけて。
    冷めて硬くなった時は、ラップに包んでレンジで加熱したり、オープントースターで少し焼きます。

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