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 このボタンは、日本語画面のときだけ使えます。 ホームページのトップに戻る 白身魚のつみれ(摘み入れ) レシピ

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白身魚のつみれ(摘み入れ)  白身魚(これは糸より) をすりつぶして作った、つみれです。
 ふんわり軟らかで、優しい歯ごたえです。
 汁は、魚のだしがよく出ていますので、もし残ったら、雑炊のだし汁に使うと美味しいです。

 先日ニュースで、こんにゃくゼリーが小さな子の咽喉に詰まって死亡するという、悲しい事故が起こっていた、と報道していました。
 思いがけないものが、咽喉に詰まると思い、特に嚥下状態が悪い時は、本当に注意しなければ・・・と思いました。

 我が家でも、家族が嚥下の状態が悪い時、思いがけないものが咽喉に詰まって、驚いたことがあります。
 それは、7-8ミリ角より小さく切った、梨。
 そして、もう一度は、細かく切った里芋の煮物でした。

 飲み込みが悪いので、どれも小さく切るように気をつけていましたが、嚥下状態が悪い時は、咀嚼力も、唾液の分泌も悪いので、ちょっとした事で詰まらせて、慌てます。
 すべてに力がなくなっていたのか、そんなものが詰まっているにもかかわらず、むせる力がなく、咳き込んで異物を自力で出すことが出来ない様子でした。

 頭を低くさせるため、危ないかな?とは思いましたが、座っていた椅子の上に立たせ、思いっきり頭を下にして、肩甲骨の間を続けて叩きました。
 急に、スポーンと言う感じで詰まっていたものが、咽喉から飛び出し転がった時は、「よかった。出てきた〜。」と歓声を上げました。
 食べ物の形状や大きさは、嚥下の状態を考えて、工夫しなければ・・と思った出来事でした。

 昔、鯛のすり身を小梅ほどにまるめてゆでたものを入れたみそ汁を、冬は「みぞれの吸物」と呼んだそうです
 そんなお洒落な名前がついていると、食欲もよりわいてきます。
 これも「白身魚のつみれ」なんて、面白くない名前をつけていないで、もっとお洒落な名前にしたいのですが、センスが悪くいい名前を思いつけないのが、本当に残念です。

材料 白身魚(糸より、鯛、伊佐木など)
長いも
正味200グラム
100グラム
1個

作り方
  1. 白身魚を三枚におろし、皮をむいて、残っている小さな骨をとる。
  2. 小さく切り、スピードカッターやバーミックスで、つぶす。
  3. すりおろした長いも、溶き卵、塩少々、砂糖少々を加え、よく混ぜ合わせる。
     もしあれば白味噌大さじ2も加えるといいです。
  4. 鍋に湯を沸かし、3を適当な大きさにまとめて、茹でる。
  5. ゆで汁に、塩少々、淡口醤油少々を加え、味を調える。
  6. 最後に茹でた青菜を加え、火を止める。

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