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 このボタンは、日本語画面のときだけ使えます。 ホームページのトップに戻る 干しイチジク レシピ

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 8月中旬になると、近くの JA にイチジクが並び始めます。

 朝採り新鮮イチジクで、みんなが欲しがりますが、数が少ないので、開店前から並んでいても、なかなか手に入りません。

 並んでいるとき、時々会う方に、「イチジク、先週買われました?美味しかったですか?」と聞いてみました。
 私も買えなかったとの事で、なかなか買えないですね、と話が盛り上がりました。
 開店して、イチジクのあるところへ急ぎ、2パック何とか確保して、一安心でした。
 しばらくすると、さっきの方が、イチジクを2パック、私の手にいきなり渡してくれました。
 「はい、イチジク」と。
 「???。あっ!!頂いてもいいんですか?」
 「あら?もうイチジクとりはったの?この**さんのが美味しいから、そっちの(取ったの)は、多かったら返しはったらいいし。」
 「ハイ!!」
 欲しいと言っていた私の分まで取ってくれ、多すぎるようなら、取っていたほうを返すようにとアドバイスしてくれるやり方に、関西を感じました。
 余分になった分を返そうとしていると、今度は「それ、返さはるの?」と声をかけられました。
 私が、イチジクをもらったので、返しに行くのを見ていた人でした。
 返しに行くのを見て、「それ、ください」と話し掛けるところが、また、関西らしいと思い、みんなすごいコミュニケーション能力、と感心してしまいました。

 他人同士が会話を始めることを関西では、「いっちょかみ」と言うそうですが、親しみやすく親切な気持ちがあふれる朝で、一日幸せ気分でした。

 ふんわり、プチプチ、その上甘くて、冷たく冷やしたイチジクは、夏の終わりのお楽しみです。
 でも、日持ちしないところが、玉に瑕(きず)ですね。

 そこで、干しイチジクを作ってみました。
 気長に天日で干してもいいのですが、かびやすいので、レンジで乾燥させました。
 たくさんイチジクがあるときに、お試しください。

材料 イチジク(少し小さめのほうがいいです。
大きい時は、乾燥の回数を様子を見ながら増やしてください。)
2-3個

作り方
  1. イチジクを縦方向に、6等分する。
  2. 皿に皮を下にして、1を放射線状に並べる。
    皿は、イチジクを加熱すると、ジュースが出ますので、中央にたまるようにふちが上がっている形のものがいいです。
  3. ラップをかけずに、6分間加熱する。(500ワットの時)
  4. 裏返して、6分間加熱する。
    皿にたまったジュースは、別の容器に取ります。
  5. もう一度、皮を下にして、4分間加熱する。
    大きめでまだ生っぽい場合は、もう一度レンジで4分間加熱する。
  6. オーブンで、100度(一番低い温度)にして予熱し、5を1分間加熱して乾燥させる。
    オーブントースターの場合は、「予熱なし」で1分半加熱します。予熱すると、焦げるので注意してください。

     皿にたまったジュースは、ヨーグルト等にトッピングします。とても甘くて美味しいので、捨てないように。
     市販のドライイチジクのようには、乾燥していませんので、冷蔵庫に入れて、保存して早めに食べてください。

     食事の支度をしながら、加熱する、そのまましばらく置いておき、手が空いたら加熱する。を繰り返すと、上手く出来ます。しばらくおいておく間に、自然に余熱で乾燥するせいだと思います。焦って作らないで、気楽に作ると、美味しいドライイチジクが、出来上がって嬉しいです。

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